鼻中隔湾曲症の手術をしました

もりバカ日誌

今回鼻中隔湾曲症を治す手術を受けました。
手術前入院と合わせて入院生活は全5日間でした。

身の回りでもこの手術受けている方多いのですが実体験によるリアル記事が少ない。
なので鼻中隔湾曲症の症状、入院と手術、必要な物について書きます。

同じ悩みを抱えている方、鼻中隔湾曲症を知りたい方のため、医者や病院の公式サイトが書く難しい説明ではなく普通の人が書いたリアルな体験を書いてみます。

以下の目次の順で書いて行きます。
気になるところへはタップでその項目までジャンプ出来ます。

鼻中隔湾曲症とは

鼻中隔湾曲症とは、鼻の真ん中の骨(主に軟骨)が真っ直ぐではなく曲がっている状態の事です。

きれいに真っ直ぐの方はほとんど居ないと言われていて9割の方が鼻中隔湾曲症に該当するそうです。

ただし問題ない人がほとんどですが、中には生活に支障が出る程酷く曲がっている方がいる。

鼻中隔湾曲症と判明したきっかけ

私は中学生の頃から鼻詰まりがあり耳鼻科によく通っていました。

大人になり成長が止まった段階で医者に言われた事は「鼻中隔湾曲症」。
左の鼻の穴の軟骨が酷く曲がっており治すには手術が必要という事。

「手術」という言葉にビビりまくったのが約15年程前です。

それから15年後の今、生活に支障が出る程の悪化を痛感する出来事がおきます。

急に鼻血が出る様になり手術を決心

手術が必要と宣言されてから15年間ずっと市販点鼻薬を使っていました。

鼻が詰まったら点鼻薬をするというのを2回/日程繰り返していましたが、ついに限界が来ました。

ある日、急に左鼻から鼻血が出る様になり耳鼻科に行ったところ、長年の点鼻薬で中の粘膜が膨れ上がり曲がった鼻に当たっている状態。

その時に医者に根本原因の鼻中隔湾曲症を物理的(手術)に治すしかないと言われました。

点鼻薬を医師推奨品に変更する方法もありますが、結局根本原因を治すには手術以外ないとの事。

もう15年前の様にビビっていられないと手術を決心したところ、市民病院に最近静岡県浜松市からその手術の経験豊富な方が丁度来ているからと紹介状を書いてくれました。

鼻中隔湾曲症の原因は軟骨の曲がりだけではなかった

紹介状を貰い早速その浜松から来た医者がいる市民病院へ検査を受けにいきました。

結果、「粘膜の腫れ、両鼻の軟骨の曲がり、骨の曲がり」が原因と分かり手術では軟骨だけでなく骨も削る必要がある程酷く曲がっていると言われました。

今までは左側の軟骨だけと思っていましたが両鼻の軟骨と骨までもが曲がっていたって事です。

その日の内に入院日と手術日が決定します。

手術前の検査(手術1周間前)

入院日と手術日が決まったら、一週間前に一度病院へ行き血液検査や尿検査、つまり健康診断に近い検査を一通り行います。

検査が終わったら結果を先生と確認し手術の説明を受けますが、この時に一緒に説明を聞く立会者が必要なので嫁に来てもらいました。

検査結果で肺活量が55才(私は41才)と出て嫁が大爆笑していた。(嫁はそこから他の大事な話はおそらく聞いてない)

手術は部分麻酔ではなく全身麻酔である事もこの時に聞きました
先生から昔は部分麻酔だったが痛がる方が多く全身麻酔になったとの事。(少しビビる)

手術前入院(入院一日目)

手術一日前から入院をします。

手術日含めて約一週間予定なので会社に勤めている方は土日挟んでも休みを取る必要がありますね。

ちなみに私は結果5日間の入院でした。

ネットで見ると日帰りの情報もありますが、術後安静にしないと鼻が曲がるし手術により鼻の中大怪我しているので絶対無理だと私は思う。

一日前に入院する理由はおそらく食事制限と体調管理。

前日9時以降は食事はダメ、飲み物は手術日当日朝8時までなら水とお茶OKでした!

鼻中隔湾曲症の手術(入院2日目)

私の場合は昼の12時半から手術を行いました。本当は11時予定でしたが前の方の手術が長引いたのかその分待ち時間が伸びた。

手術は全身麻酔なので立会者が必要で自分の親に来てもらい、親と一緒に待ちましたが緊張のためか長く感じました。

そして順番が回って来て手術室の看板を見たときはビビりました。(しかもちょっと薄暗かった)

そして手術室に入った瞬間に「待ってました!」みたいに看護婦さんや医者の方がズラッと並んでいるのを見て少し安心したが、それでも自分で歩いて手術のベットに向かう最中は緊張しましたね。

看護婦さんの一人に知り合いがいて驚き、麻酔医もその知り合いの看護婦さんから優しく麻酔してくれと頼まれていると言われたそう。

「気持ちは本当に嬉しいけど、麻酔にやさしさはいらんからガツンとかけてくれ!」

手術は鼻の中を開き「曲がった軟骨を除去」と「曲がった骨を削る」、そして「整える」を私の場合は両鼻にて行いました。

実際軟骨を取りすぎると鼻の形が変わるそうですが、最後に「整える」ので手術にて鼻の形が変わる事は基本ないそうです

手術時間は5時間以上も掛かりました。

手術後の高熱と鼻血と口呼吸がつらい(入院2日目~3日目)

手術は5時間もかかったのですが、全身麻酔ガツンとかけてくれたので一切記憶ない。

手術前に天井がボヤ~っとしたのは覚えているが、次に目を覚ましたら手術終わっているし5時間経っているし驚きました。

手術が長かったので尿道に管をいつの間にか通されている。
管はその日の夜に歩ける事を確認出来たら取ってくれます。(抜く時もちろん痛い)

術後は鼻の中が大怪我をしている状態と同じなので、鼻は腫れ上がり鼻での呼吸は一切出来ないので口呼吸での入院生活となります。

口呼吸では寝れません、寝た瞬間に鼻で呼吸をしようとして詰まっているので即起こされる感じを繰り返す。

手術日含めて3日間はほとんど睡眠が取れないのでボーっとします。

また口呼吸で辛いのはまだある。

食事中に鼻で呼吸出来ないので食べている時に呼吸が出来ない、私は一気食いする特徴があるので窒息死しそうになりながら食事しました。

更に、口呼吸は唇が乾く!

これから鼻中隔湾曲症の手術を受ける方はリップクリームを持って行って下さい。

また、術後は高熱出ますしずっと鼻血が出続けますのでご覚悟を。

鼻洗浄「ハナクリーンS」を手術後には用意しておく(入院4日目)

手術日の2日後(入院4日目)、この頃には鼻の中の切ったところがカサブタが出来ているのか痒くてクシャミを連発します。

真夜中でもクシャミが止まらない時があり周りに迷惑だったと思う。

鼻血も出続けます。(正確に言うと鼻血と鼻水が混じった様な感じ)

そしてこの頃になると鼻洗浄を行う様に医師から指示が出ます。
入院の事前説明であるのですが「鼻洗浄キットを自分で用意して下さい」と言われます。

私の場合は病院が推奨していたハナクリーンSをAmazonで購入。

鼻洗浄のやり方が難しいのか私が不器用なのか分かりませんが最初はむせましたがすぐに慣れます。

突然の鼻の通りと急な退院(入院5日目)

5日目の明朝に鼻に入ってた溶ける詰め物がゴロッと出てきて鼻が通りました。

その後今まで口呼吸でほぼ寝ていないので死んだ様に寝た。

毎日午前に医師による検診がありますが、鼻が通った入院5日目に突然の退院OK指示!

最初はびっくりしたけど考えてみれば後は自宅で回復を待つだけなので納得。

退院ってけっこうサプライズレベルに突然なのね。

結局何が一番辛かったのか

今回の入院と手術でどれが辛かったのかはやっぱり「手術後の入院期間」です。

術後の入院期間で辛い事を並べます。

  1. 口呼吸(寝れない、唇乾く、息苦しい、食事しにくい、その他諸々)
  2. ずっと注射が腕に刺さっている(点滴用の注射が気になるし、血が逆流していて怖い)
  3. 頭痛(何回も頭が割れる様に痛かった、原因は多分口呼吸での体力低下)
  4. 鼻洗浄(最初はむせるし、「エー」と声を出しながらやるので恥ずかしい)
  5. 術後の高熱(鼻の中が手術で大怪我状態なので発熱します、私は37.8度が術後2日間)

一番は辛かったのはやっぱり「口呼吸」ですね。
同じ手術を受けた方はみんなそう言うと思います。

鼻中隔湾曲症を治す時に最後に立ちはだかる大ボスって感じで、これを乗り切れれば鼻がスッキリするって自分で考えて頑張ってました。

鼻中隔湾曲症の手術後の痛み(歯も痛い)

鼻中隔湾曲症の時は左鼻で呼吸する事はほぼ無かったのですが、現在は両鼻で呼吸が出来ている。

すごく通りが良いので本当に手術してよかったと思っています。

ただし、手術による鼻の痛みは一週間以上は続きますし、微妙に鼻血が出るので固まって鼻が詰まるときもある。
鼻を動かすともちろんかなり痛いですし、私の場合は前歯もズキズキと痛い。

鼻の中が痛いので連動して前歯も痛みました。

鼻中隔湾曲症の手術をしようか悩んでいる方へ

今鼻中隔湾曲症の手術をしようか悩んでいる方、迷ったら今のうちにやっといた方が良い。

この記事の最初でお伝えした通り鼻中隔湾曲症は日本人の9割以上がなっており、この記事を見ている方の9割は鼻中隔湾曲症です。

でもほとんどの方は手術が不要なレベルで私の様に生活に支障が出る方は手術を受けます。

今思う事は15年前にすでに手術が必要と宣言されていた時点でビビらなくて受けていれば良かった。

若い頃の方が体力があるし15年間それなりに鼻詰まりに苦労しました。
また、その頃は独身だったので家族にも迷惑をかけずに済んだ。

何年後かに私の様に悪化してしまう可能性があります。というより自然治癒はありえないので年を重ねれば悪化するでしょう!

入院生活は辛い事もありますが、調子良い時の鼻はスッキリと通っており最高です。

手術のキズが完治すればもっとスッキリと鼻が通るでしょう!

鼻中隔湾曲症の入院で必要な物まとめ

これから鼻中隔湾曲症の手術をやると決めた方へ。

手術は全身麻酔なのでまったく怖くありません。記憶にないしビビっていたのが損する位なんともない。

体力はなくなりますが昼寝したら手術終わってたイメージ。

それより問題は事前準備によって入院生活をいかに楽な方向に持っていくかです。

入院で必要な物(事)をまとめます。

  • リップクリーム(口呼吸で唇が乾きます、冬にやる方は特に要注意)
  • 鼻洗浄キット(私はハナクリーンSにしました、快適温度が見えて便利)
  • 頭痛薬(看護師に言えば貰えますが、貴方が一番効く物が良い、ただし病院に要相談)
  • 暇つぶしの物(鼻以外は健康!私はマンガのナルト、ノートPCで暇つぶし)
  • マスク(鼻血でマスク汚れるので予備必要)
  • 入院一日目はしっかり寝る!(入院2日目の手術から寝れない口呼吸の始まり)

手術する方、頑張って下さいね!

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